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#168686 * 深い奈落に落ちる
「……オレの負けだ」
ナルトが負けを認める… つまり、俺がナルトを支配する権限を得たということだ。 頭の中をイヤラシイ妄想が這いずり回り、 それを実行できる悦びを俺は噛み締めていた。 ナルトが嫌がろうが何をしようが、これはアイツが決めた事。 今更撤回はできねぇし、させる気もねぇ。
「んで、オレ何すればいいわけ?やっぱり夜のお供?(笑)」 「……そんなにお供がしたいなら、してもらおうか」 「えっ…マジで?!」
恰も俺が望んだのではなく、ナルトが自分で口に出したことが 悪いと見せ掛け自分の欲望をコーティングする。 ナルトの目の前に既に興奮から硬く勃起したそれを差し出す。
「絶対服従だろ?」 「……わかったよ。ったく、やっぱり欲求不満だろ」 「俺も年頃だからな」 「女には困ってないだろ?それともこっちの趣味あんの?」 「さぁね。っつーか、お前が言い出したんだろ?」 「まぁ……そうだけど」
躊躇いがちに口に含むと慣れた舌裁きと手の動きが 俺を激しく刺激する。 幻術でほぼ処理してしまうとはいえ、一応俺たちは 色の作法を学んでいる。 だから、たとえそれが慣れていたとしても少しも不思議ではない。 が、少なからずショックを受けた俺は、腰を使って ナルトの口内を激しく突いた。 慌てて口を離したナルトは抗議の目で俺を睨んだ。
「何すんだよ…」 「へたっぴーだなぁ〜と思ってな」 「うるせぇ、初めて実際にやったんだ。しょうがねぇだろ?」
初めて…その言葉にさっきまでのショックはウソのように消えた。
「お前はやったことあんのかよ?シカ」 「試してみる?」
ナルトのズボンを下ろすと、俺のを舐めていて少し興奮したのか 軽く勃起しているそれをそっと撫で上げる。 それだけで甘い声が漏れ、俺を更に興奮させる。 俺はナルト以外の男では経験済みだ。 勿論抱く時は相手にわからないように、少し術をかけ、 ナルトに変化させたり、いろいろやってるけど。 先から溢れ出る透明な雫を舌で舐め取り、唾液で濡らしながら 口を上下させる。
「あっ…はあ……んっ…」 「お前も結構溜まってんじゃねぇの?」 「うっせ……あんっ…はっ…ダメ……オレ…」
小さな声を漏らしながら達したナルトの白濁した液を ナルトの後孔にべっとりと擦りつけ、一本ずつ指を挿入する。 どうやらこちらも初めてらしい… ビクリと身体を震わせ、急に力が入る。
「力抜かねぇと痛いぜ?」 「なっ…///」
耳元で囁き、そしてナルトの唇を奪う。 舌を絡ませながら、後ろの口には指を絡める。 上下から卑猥な音が響き、ナルトの顔が赤く染まった。 互いの呼吸も次第に荒くなっていく。 既に指を3本も加えたナルトの後孔はピクピクと波打ち、 俺は衝動に耐え切れず、自身をナルトの後孔に擦り付けた。
「なぁ、入れていい?」 「……勝手にしろ。ご主人様はお前だ」 「じゃ、遠慮なく」
ズプリと先っぽを入れただけで、ナルトは酷く辛そうな顔をする。 慣れるまで先だけを出し入れしてみる。 これだけでも相当な快感が身体中を襲っているのに、 奥まで繋がったら俺はどうなってしまうんだろう… ナルトの苦痛の表情が収まった頃を見計らい、更に奥へ進む。
「くっ…狭いな」 「あっ…んんっ…ってぇ…」 「ナルト…ちょっと我慢な」 「え……う…あぁあっぁあっ」
少しずつ慣らすのもいいが、それでは痛みを味わう時間が長く、 俺は一気にナルトの奥まで突き刺した。 初めて味わったナルトの奥は酷く熱く、 そして俺自身を絡め取らんと激しく蠢いていた。
「やべぇ…メチャクチャイイ…」 「ん…あぁっん…シカぁ…やぁっ…」 「ナル…ナルトっ…」
それから数時間…俺たちは互いに白濁した液に塗れるまで 何度も行為を繰り返し、疲れ果てて抱き合うように眠りに就いた。
朝、目を覚ますと ナルトは俺の腕の中で既に目覚め、俺をジッと見つめていた。
「なんだよ」 「お前さぁ、ホントわっかり易いやつだよな」 「??」 「オレがさぁ、お前の気持ち気付いてないとでも思ってた? ただでさえ、人の気持ち読むのが巧いオレが」 「………」 「ああでもしなきゃ、一生オレの事抱けなかったぞ? オレに感謝しろよな。っつーことで、これ宜しく」
寝起きで頭が動いてない俺につらつらと不思議なことを宣うと ナルトは目の前にいくつかの巻物を差し出す。 それは明らかに任務の指令書であり… やっと覚醒してきた頭でいろいろと思考を張り巡らす。
「え〜っと、つまり…これはお前が俺にヤらしてくれたお礼に この任務やって来いってことか…?」 「ん、そゆこと。っていうか、オレいろいろ痛くてムリだし」 「お前、俺の気持ち知ってたって…」 「うん、知ってた」 「なんで…」 「いっつもオレの事やらしい目で見てるぞ、お前… オレじゃなくても多分気付くくらい… っつーか、こっちまで変な気分になる」 「??」 「オレもお前とやってみたくなっちまったんだよ、このバカ!」
ナルトはそう言い放つとクルリと背を向けてしまった。 多分、すげぇ照れてるんだと思われる。 なんか告白みてぇだ… 俺はナルトを後ろから抱き締めた。
「ナルト…」
耳元で名前を呼べば、肩がビクリと震える。 耳に舌を這わせながら、俺は愛の言葉をナルトに刻む。
「ナルト、愛してる…お前がずっと好きだった。ずっと抱きたかった」 「バカシカ…お前なんか嫌いだ。変態男」 「お前が手に入るなら、俺は変態でいい。愛してる、ナルト」 「…///このバカ男…てめぇは発情期の動物か?!」 「残念ながら、人間は年中発情期なんでね」
硬く勃ち上がったそれをナルトの身体に押し当てながら、 ナルトの下半身に手を這わせる。 どうやら、一夜限りでなくてもいいらしい。 もう抜け出せない迷宮に俺たちは迷い込んでしまった。 このまま永久にナルトと二人で迷えばいい… しっかりとナルトを抱き締め、俺はもう一度愛を囁いた。
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野火サマえ。 今回はオトスレ?シカナルでお届け致しました。 おまけへ → |