同じベッドで寝た事なんて何度もある…

だが、結婚して夫婦になった今…前のようにはいられない。

布団の中に二人で潜り、自分より少し小さいナルトをシカマルは赤くなりながらも抱き締めた。

 

「……なんか、照れるな?」

「なぁ…やっぱ初夜ってさ……」

「なんだよ?」

「…ヤルもんなんだよな?」

 

ブッ…←シカマル、鼻から流血。

 

「げっ…お前、新品のベッドカバーにつくじゃねぇか?!」

「ナル…俺よりベッドカバーが大事なのか?!」

「別にそんなこと言ってないだろ!」

「あぁーーー違う!!こんなことがしたいんじゃなくて!ナルト、Hしよう」

「えっ…あ…………うん///」

 

 

 

 

03//初夜//

 

 

 

 

「なぁ、オレ男となんてやったことねぇんだけど…」

「ったりめぇだ…やったことがあって堪るかよ…」

「っていうかさぁ…どっちが上?」

「そりゃ、旦那さんである俺だろ?」

「え゙…オレがつまり女役///」

「大丈夫、優しくするからなvv」

「う…ん…」

 

照れて顔を赤らめ、普段のナルトからは想像出来ない表情で見つめるナルトに

溜まらなく愛しさを感じた。

シカマルはチュッと音を立ててナルトの唇を自分のそれで塞ぐ。

 

「…ん…シカ…」

「ナル…好きだよ……愛してる、ナル」

 

愛を囁きながら次第に深くなっていく口付けに二人の息も荒くなっていく。

シカマルは今まで溜め込んでいた欲望を全て叩きつけるようにナルトの首筋に喰らいついた。

ナルトは自分のものだと主張するように、ナルトの真白な肌にゆっくりと印を残していく。

既に上半身裸になった二人は、互いの肌を確かめ合うように抱き合った。

肌に口付ける度、恥ずかしそうに、そしてくすぐったそうに笑うナルトが可愛くてシカマルの

行為はどんどんエスカレートしていく。

次の段階に移ろうと下肢に触れた途端、ナルトがビクンと反応し、顔が一瞬にして強張った。

さっきまでなんともなかったのに、急にゾワゾワと恐怖がナルトを襲ってくる。

 

「嫌か?」

「……シカマルに触られるのは気持ちいいし、嫌じゃないけど…オレ…なんかちょっと怖いかも…」

 

途端、泣きそうになるナルトを優しく抱き締め、背中をポンポンと叩いてやる。

 

「そうだよな…やっぱいきなりは無理だよな…」

「シカ…ごめん、オレ…さっきまでは全然平気だったし、頭でもわかってたはずなのに…マジごめん」

「いいよ。俺、お前がしたくなるまで待つから」

「でも……やっぱり、今日は」

「いいの。無理すんじゃねぇよ。俺はお前に辛い思いをさせる為に結婚したんじゃねぇから」

「?」

「いろいろ辛い思いをしてきたお前だから、たくさん笑って欲しい…幸せになって欲しいんだよ///」

「…シカ…オレ、すげぇ幸せだ。お前と結婚できてホントに幸せだと思う///」

「ナル……俺もすげぇ幸せだ」

 

腕の中に自分より一回りほど小さいナルトを抱き込む。

ナルトもおずおずとシカマルの背中に手を回した。

 

「オレたちホントに結婚したんだな…」

「なんだよ…今更後悔したって遅いぞ?」

「後悔なんてするかよ…ただ、なんか新しい家族が出来たんだって思うと嬉しくてさ」

「///ナルト…これからもっと家族増やそうなvv」

「バカ…」

「男同士でも子供作れる術、頑張って作るからな!」

「ったく……でも、ホントにたくさん家族出来るといいな(^-^)」

「おぅ!任せとけ!!」

 

自信満々に言うシカマルにナルトはプッと噴出し、そんなナルトを見てシカマルも

本当に幸せそうに笑った。

 

「さてと、そろそろ寝よっか?」

「そうだな…ナルト、大好きだよ」

「オレも大好きだぞ、シカマルv」

「ナルト///」

 

ニッコリと微笑んで、シカマルはナルトに口付けた。