「おい、お前ら。なに突っ立ってんだ?ホラ席に着け」

『暗部に命令しとる…』

「おい四代目、お前んとこの息子は一体何なんだ」

「ん?ナルくんのこと??ナルくんはねぇ、暗部の総隊長さんだよぉ〜」

『はい?!』

「…気安く言うんじゃねぇよ、バカオヤジ!!」

「バカオヤジなんて…酷いよ、ナルく〜ん( ┰_┰)

僕はナルくんの味方を増やそうと頑張ってるのにぃ!!」

「ったくぅ…ん?」

 

四代目とナルトのやり取りを見ていたシカマルの母ヨシノが、キラキラした瞳でナルトを見つめる。

 

「ねぇ、キミがあの有名な白狐なの?」

「そ…そうだけど?( ̄Д ̄;;)」

「そうなの〜キャーーーーーvv近くで見ると可愛いわねぇvvvvv」

「うわっ!!Σ」

「ちょっとぉ、僕のナルくんに何するのさ!!」

「あらだって可愛いんだもん」

「母ちゃん…( ̄Д ̄;;)にしても、てことはお前らが噂の四神か」

 

シカクの言葉に、元祖猪鹿蝶トリオは視線を朱寂たちに移す。

 

『ふ〜ん』

『…(ヤバイ…なんか勘付かれた?!Σ(; ̄□ ̄))』

 

マジマジと自分たちを見つめる両親たちに、朱寂たちは大いに焦った。

そして徐にヨシノが朱寂の手を引く。

 

「へ?!」

「結構いい男じゃない?」

「は?!」

 

ズルリと朱寂を引っ張り、ヨシノは自分の隣に座らせる。

朱寂は内心汗ダラダラである…

そして魔の手は青瀧の元にも伸びる。

 

「キミ、美人さんだねぇ(*´∇`*)僕の隣にどうぞ」

「え…あ……ハイ(マジで?!(;゜∇゜))」

 

そして源武にも…

 

「この料理の指示したのはアンタだってね?ちょっと作り方教えてくれないかなぁ?」

「え…」

 

--なんか嫌な予感がする… x3

 

 

 

 

 

* 愛重 - LOVE -

 

 

 

 

 

「そういえばさぁ、シカクたちの子供っていくつなの?確か僕が死ぬ前にはいたよねぇ?」

「ん?ああ、お前のとこと同い年だぜ?」

「ナルトくんも知ってるよね、うちのいの」

「うん、まあ…(バカオヤジ…)」

「なんだぁ、それなら連れて来ればよかったのにぃ。僕も見たかったな〜シカクたちの子供」

「いや、まさかナルトがいると思わなかったからな」

「それに…『その必要はないみたいだしね(な)』

 

その言葉に朱寂たちの肩がビクリと震えた。

 

「母ちゃんを騙そうなんて一兆年早いよ、シカマル?」

「い〜の?パパの可愛いいのに戻ってくれるかなぁ?」

「なかなか腕を上げたな、チョウジ。最初この料理を見た時にピンと来たぞ!」

『やっぱり騙せる訳ないか(わよね)(よね)…』

 

三人は諦めたように同時に印を組む。

煙の中から現れた三人に両親たちを含め、一部を除いた全員が目を見開いた。

 

「里の守護神がこのような子供たちだったとは…」

「白狐にも驚かされたが、まさか他の四神もそうだったとはな…」

「木ノ葉は優秀な忍が増えたのぅ、猿飛よ」

「ええ…初代様」

「まさか四神が猪鹿蝶の面々だったとはなぁ…生徒たちのことなのに全く気付かなかった」

「それだけ実力がスゴイってことですね…」

「おお!カッコいいぞ、コレ!俺もああなりたいぞ、エビス先生」

「そうですね。頑張りましょう、木ノ葉丸様!!」

「うっそーーーシカマルにいのにチョウジ?!マジで〜?」

 

 

 

 

 

「っていうか、なんで親父たちまで驚いてんだよ…ったく、めんどくせぇ」

「いや、実際こう目の前で見ちまうとな…なぁ、母ちゃん?」

「そうだねぇ…知らない内に強くなったねぇ」

「確か四神ってアカデミーくらいから居たよね?いの、そんなに前からやってたの?」

「うん。隠しててごめんなさい、パパ」

「暗部なんだもん、隠すのは当然だよ。それにパパはいのがこんなに強くなってくれて嬉しいんだ(^-^)

今度一緒に任務に行こうね」

「うん!」

「チョウジ、これはカナリ美味いぞ!!どこから覚えてきた?」

「ナルトに教えてもらったんだ」

「そうか、なら今度は私も一緒に教えてもらうことにしよう。連れて行ってくれるか?」

「勿論さ」

 

その様子をナルトと四代目は嬉しそうに眺めていた。

 

「ところでナルくん、最初の方からずっと自来也先生が居ないんだけど…」

「多分あそこ」

 

ナルトが指差した方からはモクモクと湯気が上がっていた。

 

「あそこ何があるの?ず〜っと気になってたんだよね」

「温泉」

「温泉?!」

 

四代目はダッシュで湯気に向かっていくと、その中を覗き込み感動したように

手を握り締めながらナルトを振り返る。

 

「わぁ〜〜〜ホントだぁ!スッゴーイ☆これもナルくんが作ったの?」

「これは…凱亜がね……(-。−;)」

「へぇ、ホントに九尾と仲良しなんだねvvそれより、ナルくん温泉一緒に入ろうよ!!」

「別にいいけど」

「ナルトぉ!!お風呂入るのぉ?!俺も俺も!!」

『どっから湧いて来た…』

「さすが親子…息ぴったり…っていうか、虫みたいに言わないでよ…( ┰_┰)」

「ホラ、置いてくぞ?」

「ナルトぉvv」

 

 

 

 

 

 

温泉に入ろうとしたナルトたちは湯気の中から聞こえる怪しい声に足を止める。

 

「うへっ…うへへ…(●´ω`●)」

「先生…」

「やっぱり…」

「さすがイチャパラの作者…」

 

ナルトは徐に印を組み、静かにガマ子さんを口寄せする。

 

「ガマ子さん、頼んだよ!」

「了解!!」

 

 

必殺!ガマキーーーーック!!

 

 

「グハッ…何をするんじゃのぉ、ナルト…」

「ったく…いい加減それやめろよ…」

「ワシからこれを取ったら何も残らんではないか!」

『言い切ったよ、この人…』

「そう思うじゃろ、四代目よ?」

「vvそうですね、先生!!」

『アンタもか?!さすが師弟!!』

「ナ〜ルトvvそんなことより一緒にお風呂入ろ?」

「カカシ…鼻の下伸びてるぞ…」

「エヘヘ…あーナルトの生肌…えへvv」(←変態)

「うわっ!抱きつくな、気持ち悪ぃ!!」

「む…ナルくんの貞操の危機!!」

 

 

必殺!火影キーーーーック!!&パーーーーンチ!!

 

 

「ぐあ…何するんですか?!先生!!」

「ナルくん大丈夫?(無視)ごめんね…僕が目を離した隙に害虫が…」

「ヒド…先生だって、ただの変態じゃないですか!!俺は覗きなんてしませんよ!」

「なんだと、このショタコンホモめ!」

「いくら先生でもその言い草は許せませんね…俺は別に男の子が好きなんじゃなくて、

ナルトがナルトだから好きなんです!!」

「へ〜ん、そんなこと言ったってカカシくんなんかにはナルくんはあげないよぉだ!」

 

ここに超低レベルな戦いが勃発した。

その二人にナルトは盛大な溜息を吐く。

 

「オレ、時々本当にこの人の息子でいいのか不安になる…」

「そうだろうのぅ…」

 

その後、この争いにシカマル、我愛羅などが参戦し、パーティーは大いに盛り上がったとか…