「よ〜し!頑張るぞ!!」

『アナタは何もしないで下さい!!』

 

張り切る四代目を四神を除く暗部五隊長が焦って止めた。

それもその筈…彼らは四代目がどんな人物か熟知しているのだから。

 

「なんでぇ〜( ┰_┰)」

『俺たちがやりますから!!』

「なんで?やらせてあげればいいじゃないの?」

 

何も知らない青瀧の言葉に五人は慌てて首を振る、しかも滅茶苦茶必死に…

 

『ダメです!!この人は加減ってモノを知らないんです!』

「ねぇ〜もうキッチンの方に入っていったけど?」

『なんだって?!』

 

 

 

ボカーン!!

 

 

 

『?!』

『やっちゃったよ…だから言わんこっちゃない…』

 

 

 

 

 

* 喜戯 - PLAY -

 

 

 

 

 

「あれぇ?壊れちゃった…」

 

暢気に呟く四代目に、全員が呆れた視線を送る。

 

『なにやったらガスコンロが爆発した上に、水道の蛇口が吹っ飛んで噴水が出来るんだ…』

 

以前水道だった部分から溢れ出る大量の水が広いキッチンに雨を降らせている…

水を浴びながら、誰もが奴は危険だ!と判断した。

 

「あー四代目はナルトと親子水入らずを楽しんでください。ナルト頼んだぞ」

「わかった。あっち行くってばよ?父さん(*´∇`*)」

「なっ…ナルくんが父さんって、僕のこと父さんって初めて呼んでくれたよ!!ねぇ、聞いた聞いた?!」

『ええ(*´∇`*)さぁ、ナルト(くん)と一緒にここから消えてください』

「わかったぁ〜ナルくん、何して遊ぶ〜?」

「ん〜遊ぶのもいいけど、いろいろ話しようよ。オレ父さんの火影になる前の話とか聞きたい!」

「いいよぉ〜何から話そうかなぁ?僕もナルくんのこといろいろ教えて☆」

「うん!」

『グッジョブ!!(T-T)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「飾りつけは私たち女性陣でやるか?」

「そうね。でもちょっと男手欲しいわねぇ」

「我愛羅、カンクロウ」

『わかった(じゃん)』

 

 

 

 

「浅葱〜買出し行くよぉ?」

「了解」

「何作ろうかなぁ?」

「うんと豪華なやつにしましょう!」

「!!じゃぁ…「但し、毒とかは無しですよ(*´∇`*)三代目が死んじゃったりしたら大変なので…」

「ム…やるようになったねぇ、お前も」

「もう慣れました…」

 

 

 

 

「おい、文燕!」

「はい」

「俺たちはとりあえず、源武たちが帰ってくる前にキッチン修理するぞ。

それと打工、悪いが火影様たちに伝令を」

「了解!」

 

 

 

 

「総隊長、俺たちは何すりゃいいんだ?」

「う〜ん…とりあえず、魚市は魚安くして?」

「はあ…」

「俺は??」

「う〜ん、お前は…裏木葉で修行?」

「え゙…なんで俺だけ…」

「冗談だって…劫火さぁ、花火作ってよ?」

「花火?」

「なんかでっかいやつ!せっかくパーティーだからド派手にやろうぜ!!」

「おお、それいいアイディアだな!俺に任せとけ!」

「おぅ、頼んだぞ(*´∇`*)」

 

 

 

 

 

 

 

 

劫火が去るのを見届けて、さっきから大きな瞳でじっと自分の様子を見ている四代目にナルトは顔を向ける。

 

「どうしたの?」

「ナルくん、すご〜い!!ヽ( ´∇ ` )ノ ♪」

「?」

「これだけ慕われて、しかも管理能力も実力もあるし…火影になれるんじゃない?」

「まあね。伊達にアンタの息子じゃないよ。ま、オレは火影になんてなりたくないけどねぇ」

「え〜なんでなんでぇ?ナルくん火影の衣装似合うと思うんだけどなぁ〜着てみる?」

「いいよ、別に」

「着てみてよ〜」

「え…めんどくさいから、嫌」

「ナルく〜ん、お願いvv」

 

--頑張れ!四代目!!

 

その場に居た誰もが心を一つに四代目を応援しながら手を動かしていた。

結局、ナルトは断固として拒否した為に火影ナルトは見ることが出来なかったが、

親子の会話を楽しむナルトの様子に、みんなが顔を綻ばせていた。

こうして親子の時間を楽しんでいる間に、パーティーの準備は整った。