「パーティーパーティvv」
--この人ただ自分がパーティーしたいだけだよな…絶対… x全員
参 * 笑劇 - FARCE -
「誰呼ぼっかなぁ〜?とりあえず三代目と初代と二代目は絶対だよねぇ〜」 『え゙…初代と二代目?!』 「あ〜初代たちも僕と同じく蛇みたいな顔のオカマに呼び出されちゃってねぇ〜 多分今頃、じじい三人でお茶飲みながら下らない世間話に花咲かせてるんじゃないかな〜?」 『四代目…歴代火影になんてことを…』 「ねぇ?そういえば、カカシくんってまだ生きてるの?」 「まだって…まぁ生きてることには生きてるけど…」 「そっかぁ〜しぶといね☆んじゃ、カカシくんも呼ぼう!ナルくんは誰か呼びたい人いる?」 「まずイルカ先生とミズキ先生と木ノ葉丸とついでにエビス先生でしょ〜あとあとぉ…」 「木ノ葉丸?大層な名前だねぇ…」 「ああ、もう死んじゃってたから知らないよな。じいちゃんの孫なんだ」 「へぇ〜三代目に孫なんて出来たのかぁ〜」 「じいちゃんに似て結構優秀だから、いい忍になるよ」 「へぇ〜そっかぁ…僕が居ない間もちゃんと時間は流れてたんだね…」 『そりゃ流れるでしょ…』 「あ〜再不斬たちも呼んでやろう☆」 『あ、突っ込まないんだ…さすが親子!っていうか…再不斬?!』 「再不斬って…まさかあの霧の奇人?そんな変態と付き合ってるの?!」 「奇人じゃなくて鬼人…別に結構いい奴だよ?なぁ、朱寂」 「そうだな…可哀相なほどいい奴だな…料理作ってくれたり、洗濯してくれたり…」 『あの再不斬が炊事洗濯?!…っていうか一体あの家のどこに居たんだ…』 「あと自来也も呼ぶかな…」 「自来也先生?ナルくん知り合い?!」 「オレの師匠だから。オレを強くしてくれた人」 「へぇ〜なんか親子揃って世話になって…ナルくんを強くねぇ…ここまで強くしなくてもよかったのにねぇ…」 『え?!』
四代目から漏れ出す微妙などす黒いチャクラに、全員が少し間合いを取った。 すかさずナルトがフォローに回る。
「でも自来也のお陰でオレどんな死にそうな目に遭っても、大丈夫になったんだよ?」 「……そうだね…ごめんね、パパの所為で」 『グッジョブ(≧∇≦)ъ』 「よ〜し、こうなったらまずナルくんの仲間いっぱい作らないと! とりあえず猪鹿蝶集めとこう!彼らは結構役に立つからねぇ〜」 『ゲッ…』 「んん?どうしたのそこの三人」 『いいえ…なんでも…(不味い…Σ(; ̄□ ̄))』 「ふ〜ん…まいっか。あと御意見番なら、コハルばあさんとホムラじいが一番信用できるよねぇ… てか生きてるといいけど(=´▽`=)」 『ダメだ…突っ込む気力がなくなってきた…』 「あ、そうだ!ナルくんのお友達も呼ぼうか?」 「あー今日は暗部もいるし、友達はまた今度紹介するってば…」 「あっ!それが例の<てば>だね!!カ〜ワイイvv」 「??」 「そだそだ!ガーくんたちも来るでしょ?」 「いいのか?」
我愛羅たちは木ノ葉崩しに加担したこともあり、気まずそうな表情で四代目を見上げた。 そんな彼らに四代目はニッコリと微笑む。 その笑顔の美しいこと…さすがナルトの父親だ!とその場に居た者全てが頷いた。
「勿論いいに決まってるじゃない!僕は火影だから、誰にも文句は言わせないよ〜」 『職権乱用を堂々と宣言したよ…この人……』 「終わったことだし、気にしなくていいんじゃねぇの?なぁ、お前らもそう思うよな(*´∇`*)」 『は〜いヾ(´▽`*)ゝ(この人の笑顔には敵いません!!ビバ総隊長vv)」
我愛羅は驚いたように目を見開き、すぐに微笑んだ。 その様子を見て、我愛羅を守るように側に居たテマリとカンクロウは目を見合わせて笑いあった。
そしてナルトたちは今、開催地として強制的に決められたナルトの家に向かっている。
「ナルくんのお家かぁ〜楽しみだな〜(*´∇`*)」 「そうたぃ…ガッ…」 「名前で呼べ」 「すみません…ナルトくん、一体どこに向かっているんですか?」 「死の森はこっちじゃねぇだろ?」 「近道があるんだよ。まぁ、大人しくついて来い」
ちなみに彼らは今下忍のナルトの家に向かっている為、街中をぞろぞろと大人数で闊歩している。 さすがに暗部は目立つということで、変化を解かせている。 当然朱寂たちは面を取り、服を変えただけであるが… 里人はその大所帯に驚きの眼差しを向け、その中に紛れ込んだ人間に目を剥いた。
『四代目?!』 『まさか…』 『おい、あいつら砂隠れの奴らだぜ?!』 『一体何なんだこの集団は…』 『おい、あれ見ろよ!』 『ああ…狐だな…』 『なんだってあの狐が…』 『狐め…この戦いで死んでしまえばよかったのに!!』
四代目は里の現状を目の当たりにし、飛び出していこうとしたところをナルトに止められる。 他の者たちも同様である。
「待て」 「なんで止めるの!ナルくん、僕は…」 「大丈夫。いつものことだから慣れてる」
その言葉に四代目は落ち込み、頭を垂れた。
「里に期待した僕がバカだったみたいだね…」
四代目の顔には何かを思いついたようにニヤリと妖しげな笑みが浮かんでいた。
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