じいちゃんは過保護すぎると思う。 暗部になって最初の任務、与えられたのはAランク任務。 内容は上忍の救出。 なんであの程度の敵にあそこまでやられるんだ…里の将来が少し不安になった。 あまりに簡単な任務だったので暇つぶしにもならなかったオレは、じいちゃんに頼み(脅すと言う)Sランク 任務をいくつか貰った。 じいちゃんは期限は一週間あるから、って言ってたけど…オレにとっては一晩で十分だった。 その夜の任務のおかげ?でオレはビンゴブックとやらに載って、他里の忍からも狙われる身になったらしい。 オレは強くなった。 じいちゃんにもそれはわかってる筈なのに…
閑 * 遭遇 - MEET -
あれ以来毎日毎日詰まらない任務ばかり。 じいちゃんは最初だから実戦経験を積むことからとか言ってるけど、これじゃエロ仙人と修行してる方がまだマシ。 木ノ葉が人手不足なのは知ってる。 だからオレは暗部になったのに…まぁ、半分以上は暇つぶしだけどw もっと沢山難しい任務がある筈なのに、過保護すぎるよ…オレはもう強くなったのにさぁ〜 今日も下らないSランク任務たった一つ。つってもじいちゃんから言えば、Sランクでも難しい方の任務らしいけど。 相手が暗部って言うのが難しい理由らしいけど、暗部でもピンキリじゃん? 暗殺とかに比べて頭使わなくていいし。 案の定、相手は新米暗部って感じのへなちょこだった。 あまりにつまらないんで、トラップ張りながら追いかけっこしたんだけど、てんで弱いでやんの… この程度で難しい任務なら、次からはもっと量増やして貰わないとなぁなんて思いながら遊んでいると、 うちの里の暗部たちが居た。 その中に有名な写輪眼のカカシが居て、お誂え向きにオレの相手の暗部と同じ雨隠れだったから、 ちょっと遊びのつもりで、カカシ達の近くに追い込み、暗部に向けてくないを放った。 見事命中して(当たり前だけどw)気配が漏れた暗部に気付き、 予定通りカカシ達と戦ってた奴が助けを求める。 こっから見物だぁなんて思ってたら、カカシ以外あっさりやられちゃうし…カカシも苦戦… じいちゃん…マジで木ノ葉大丈夫なの?! さすがに、これ以上人手を減らすわけにも行かないから、出て行った。 とりあえず、息があった奴達には回復力たっぷりのオレの血で作った丸薬を飲ませておいて、カカシの隣に立つ。
「写輪眼のカカシも大したこと無いな」 「?!」
って、全然気付いてなかったのかよ…里マジ危険です!
「この里マジで大丈夫なのかよ…この程度の忍で梃子摺る奴がNo.1ねぇ…」
ついつい思った事を口に出して言っちゃったら、怒ってる怒ってる(笑) バカ正直に殺気出してやがる… こいつ、ちょっと虐め甲斐あって面白いかも…( ̄m ̄* ) とりあえず、敵さん倒さないとなぁと思ったオレは、既に絡ませてあった鋼糸を使って敵を肉塊に変える。 なんかさっきからカカシが驚いた顔でこっちを見てるけど、まぁ、それは無視無視。 カカシ達の敵が持っていた機密文書を取り出し、後片付けをする。 巻物を渡してやると、礼を言われた。 ありがとう、なんて素直に礼を言うものだからちょっと照れた…(照) オレは照れた顔を見られない為、と言っても面をつけているので見えるはずないが、 とりあえず用も済んだ事だし、さっさとその場から引き上げた。 今日は、おかげでちょっとは楽しい任務になったし、面白い奴も見つけたし礼を言いたいのはこっちの方だ。
「また会えるかなぁ(☆Д☆)キュピーン」
カカシ=暇つぶし決定の予感…
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