12月25日−クリスマス

総勢100名の猛者たちが終結し、クリスマスクイズ大会が始まる。

大会は全四ブロックに分かれ、五人の火影がブロック毎に出題する。

 

 

 

 

 

* 新鋭2 - FRESH2 -

 

 

 

 

第一ブロック:初代火影(Yes/Noクイズ)

「第一ブロックは全50問だ。正しいと思う方に移動するがいい」

 

会場の中央には一本の線が引かれており、右側にはYES、左側にはNOと書いてある。

全員が息を呑み、最初の第一問目を待つ。

 

「第一問」

 

ジャジャン!

 

「木ノ葉の里は好きですか?」

『え゙…それって問題なのか?!』

『俺に聞くな…』

『なんか和むなぁ〜』

『っていうか、これって引っ掛け?あーどっち選んだらいいんだ…』

「カカシ、お前なんでNOの方に行くんだよ!」

「甘いぜ、熊。これはきっとその人間の心構えを確かめる問題だ。

今の木ノ葉に満足している人間は、上層部にはいらない筈…里には改革が必要なんだ!」

「おお!そうか!!ならば俺もお前と同じ道を歩もう!これもまた青春だ☆」

「……そんな深い意味があるとは思えないけど…」

 

様々な思いを胸に、人々は移動する。

 

「正解はYES」

「え…嘘…やっぱりただの質問だったの?!なんで〜〜〜ナルト〜〜( ┰_┰)」

『アホだ…』

 

カカシ、ガイ一問目にして敗退。

その後も問題?は進む…

 

「第二十五問」

 

ジャジャン!

 

「里に改革は必要だと思いますか?」

『っていうか、それは質問じゃ…』

『アンケートか?』

『これまた難問だな…』

『この調子で50問までやるのかよ…』

 

 

 

 

「第五十問」

 

ジャジャン!

 

「ワシ、木ノ葉に帰って来て良かったのかのぉ…」

『もう既に質問ですらねぇよ…』

『…初代様…』

 

第二ブロック進出者…100人中80人。

 

「これで敗退する奴って器用だよな…」

 

ナルトは呆れたように嘆息した。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二ブロック:二代目火影(サバイバルクイズ)

「ここからはフォーマンセルで行う。各自四人一組になるように」

 

サバイバルクイズ…要は障害物競走+クイズだ。

様々な障害物を乗り越え、解答席にいる解答者に一番にタスキを渡したチームに

解答権が与えられる。

問題は一問正解で勝ち抜け、10チームが正解した時点で終了となる。

 

「解答者はシカマルとして、もう一人足の速い奴…」

『キバだ!』

「え?お…俺?!」

 

猪鹿蝶+キバチーム結成。

 

「解答者はサクラ、お前に任せたぞ!」

「任せて、サスケくんvvよーし、ヒナタにシノ頑張ろうね!!」

「…うん///」

「…当然だ」

 

サスケ、サクラ、ヒナタ、シノチーム結成。

その他にも元祖猪鹿蝶+日向当主チーム、ネジ、テンテン、リー+イルカチーム、

アスマ、紅+特上チームなど続々とチームが結成された。

 

「第一問!兄者の得意な忍術は何?」

 

一問目の出題と共に第一走者が一斉に走り出す。

 

「よっしゃ〜行くぞ、赤丸!」

「ワン!」

 

最初の障害はパン食い競争。

第一走者たちは次々とパンに噛み付いた。

 

「ん?赤丸どうした??…え…これは止めてあれにしろ?」

「あ〜言い忘れてたけど、中に痺れ薬入ってるやつがあるから(*´∇`*)」

 

ナルトはポンと手を叩き、さもなんでもないという顔でそう宣った。

その瞬間全員が動きを止める。

 

『え゙…食べる前に言って下さいよ…』

『っていうか、この障害作ったのアンタですか…( ̄Д ̄;;)』

「勿論(=´▽`=)」

『ヤバイ…; ̄ロ ̄)!!』

 

 

 

第二の障害、丸太渡り。

 

『なんか…回転数早過ぎないか…?』

『っていうか、そもそも回転してるの自体おかしいだろ…』

 

丸太さん、ものっすごい勢いで回転中…

 

 

 

 

第三の障害、肉食植物の森。

 

『何にもないぞ…ただ走り抜けるだけか?』

 

と、地面からニョキニョキと無数の植物が生えてくる。

そして明らかに意思を持って、真っ赤な口を開けている…

 

『死ぬかも…』

 

 

 

そんな中、四神であり、更にはナルトにイヤというほど同じ様な目に遭わせられていた

いのとチョウジは勿論楽々とクリアしていく。

 

「こんなの慣れっこだよ!!よっしゃ〜一番乗りだ☆」

「パンをキバにしといて正解だったわね。さぁシカマル、頼むわよ!!」

「答えは<木遁忍術>!!」

「正解!!猪鹿蝶+キバチーム一抜け!」

『よしっ!』

 

 

 

 

「第十問、五代目のお色気の術と影分身の複合技の名前は何?」

『なんだよそれ…そんなの知らねぇぞ…』

「ナルトくんの知り合いは…私たちで…最後みたいね…」

「…そうだな」

「もらった!サクラ!!」

「答えは<ハーレムの術>よ!」

「正解!」

 

こうして全10チームが出揃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

第三ブロック:三代目火影&四代目火影(早押しクイズ)

『とうとう四代目が…』

「問題は10問毎に三代目と僕が交互に出題するよ〜」

「先に5問先取したチームが勝ち抜けじゃ。お手つき、不正解は一回休みとする」

「3チーム勝ち抜けした時点で終了だから、頑張ってねぇ(o^∇^o)ノ」

「では第一問…儂の異名は何かの?」

 

ピンポーン!

 

「アスマチーム!」

「プロフェッサー!!」

「正解!」

「流石に上忍'sは早いな…だが速過ぎる早押しでバレるわけにもいかねぇ…

めんどくせぇが、ここは四代目の問題に期待するしかねぇな」

 

 

 

「第十一問、ナルくんの身長はいくつでしょう?」

『え゙…』

『やっぱり…もらったな(わね)(ね)!!』

 

ピンポーン!

 

「猪鹿蝶チーム」

「147.5cm!!」

「正解vv流石だねぇ(*´∇`*)」

『ナルトのことなら任せてください☆』

 

猪鹿蝶+キバチーム、この後5問連続正解し、勝ち抜け。

四代目のナルくん問題に翻弄され、更に三代目までもナルトの問題を連続出題した為、

勝ち抜けたものは結局予想通りの面子になった。

残り2チームは、勿論サスケ、サクラ、ヒナタ、シノチームとネジ、リー、テンテン+イルカチームだ。

 

 

 

 

 

 

 

第四ブロック:五代目火影(適正試験)

「なんか下忍ばっかりになったな…」

「あの問題じゃぁな…しょうがねぇだろ?ま、俺たちにとっちゃラッキーだったがな( ̄ー ̄)」

「まぁいいや…第四ブロックは筆記試験だ」

「つまり適正試験ってことね?」

「そういうことだ。んじゃ、頑張れよ」

 

 

 

 

 

一時間後

「では、結果を発表する」

「御意見番に奈良シカマル、春野サクラ。

コハル婆とホムラ爺に引継ぎを頼んであるから、それに従ってくれ」

『御意』

『やっと引退できるわい』

「イルカ先生はアカデミーの総指揮兼文部科学担当をお願いします」

「ハイ」

「防衛担当に山中いの、農林水産担当に秋道チョウジ、法務担当に日向ネジ、

外務担当にうちはサスケ、財務担当に日向ヒナタ、環境担当に油女シノ、

人事担当にテンテン、厚生労働担当にロック・リー、それととてつもなく不安だけど…

総務担当に犬塚キバ。以上九名を各担当に任命する」

『御意』

「但し…実力不足の為、まず暗部に入隊、更に三年間の研修を経てからの就任とする。

(三年もあればキバも成長するだろ…それに四神もまだ働かせたいし〜

オレも修行の為とか言って任務に出れるしな☆)」

 

 

 

 

三年後…史上最年少の上層部構成員による新生木ノ葉が誕生する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

//どうでもいい話//

ホントはXmasのフリー小説にしようと思ったんですが、

ちょっと無理があると思って断念しました…

なので時期がクリスマスに設定されていますが、時期は大して気にせず読んで下さい(汗)