St. Valentine's Day

 

それはどこぞのチョコレート会社の陰謀…もとい、女性が男性へチョコレートとともに

愛を告白する日。

しかしそれは何も女性に限った事ではない…他国では本来は男性から女性へ愛と

ともに贈り物をするのが慣例である。

木ノ葉隠れの里にこの習慣が入ってきたのは最近の事で、

一部の流行に敏感な者たちの中で行われているだけ…というのが現状である。

 

「ハイ、ナルトvv」

「お、おぅ…ありがと…やべぇ、忘れてた…」

「ハイ、シカマル〜チョウジ〜。勿論アンタたちのは義理だからね!!」

「義理?」

「何だよこれ…めんどくせぇ…」

「あれ〜?アンタたち今日が何の日か知らないの??」

「今日ってなんかあったっけな〜?別に普通の日じゃねぇの??」

「バカねぇ〜( ´ー`)二月十四日はバレンタインデーよvvね、ナルトvvvv」

「そ…そうだな…」

「何だよ、ナルトは知ってたのか?」

「バレンタインデーって一体なんなのさ?」

「バレンタインデーっつーのは、好きな人にチョコレート渡して告白する日だ。

……ということで、今日一日姿眩ますから宜しく!!(。-_-)ノ」

『(゜Д゜) ハア?!』

 

ナルトは有り得ないスピードでその場から姿を消した。

 

 

 

 

Chocolate//Thanks30,000Hits!!

 

 

 

 

「すんません、ナルト来てますか?」

「ナルトなら来てるわよ?」

 

サクラの指差す方向に目を向けると、そこには相変わらずサスケと言い合いをしている

ナルト…の影分身がいた。

ハァ…と嘆息して、再びナルト探しに戻ろうとした時…

ガサガサと木々を飛び移る小さな音がシカマルの耳に入った。

一瞬カカシかとも思ったが、それにしては聞こえる音の数が半端ではない…

まだ気付いていないサクラとサスケをどうしようかと悩んでいると

丁度よく担当上忍が現れたので、そこはカカシに任せてシカマルはその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

カカシは何故かその場にいたシカマルの後姿を不思議そうに見遣りながらも、

敵に気付いたのかサスケたちを自分の周りに集めた。

同時に数人の忍が彼らの前に姿を現した。

が、直ぐにカカシたちはおかしな事に気付く。

 

「カカシ先生…この人たち皆、額当てが…違う」

 

驚いている三人を尻目にその中の一人が事も無げにナルトに近付いた。

その男にまたもカカシたちは目を見開く事になる。

 

「イタチ…」

「何故お前がここに居る?!」

これは影分身か…」

「質問に答えろ!!」

 

殺気丸出しのサスケを押さえ込みながら吼えるカカシを完全に無視して、

イタチはナルトを縄で縛り始めた。

 

「な…何するってば…Σ(; ̄□ ̄)」

「みんな〜ナルトくん捕まえたよvv」

 

そう叫ぶと勢いよくナルトを他の忍たちの方へ放り投げる。

そしてその隙に鼻歌交じりでイタチは森の中へと消えていった。

 

「アデュー、愚弟よ!」

「ふざっけんなーーーーーーーーイタチ!!待ちやがれっ!」

「サスケくん!」

 

カカシがナルト救出に向かったことで自由になったサスケは、森に消えたイタチを

追い、そのサスケを追ってサクラも森の中へ入って行った。

 

 

 

 

 

 

「おい、これ…影分身じゃねぇか…」

「本体はどこだ…」

『くっそー!イタチの野郎!!騙しやがったな!』

「影分身…?って、そんなことより…ナルト助けないと!!」

 

他国の忍たちは次々にナルトから離れ、森へ消えていく。

そのお陰で漸く中心部に辿り付いたカカシがナルトを抱き上げようとした瞬間…

 

「影分身でもいいから、貰っていくんだな。うん」

「ちょっと待てぃ!そのナルトは俺のだーーーーーーーーー!!」

 

ナルトを救出する為?、カカシも森の中へ入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻

「や〜っと見つけたぜ、ナルト」

 

ビクリと身体を揺らすナルトの隣に静かに腰を下ろすと、

シカマルはナルトの顔を覗き込む。

 

「な〜にやってんだてめぇは…里に侵入してる他里の忍たちが関係してんのか?」

「……奴らに見つかったら…今度こそ逃げられねぇ…シカ!オレを匿ってくれっ!!」

「何怯えてんだよ…ったく…心配すんな俺がお前を守ってやるよ」

「シカ…頼れるのはお前だけだ…」

 

クルリと振り向き、ナルトはシカマルの胸に顔を埋めた。

そんなナルトの顎に手を掛け上を向かせると、キョトンとしたナルトと目が合った。

ハッと自分がしようとしていたことに気付き、シカマルは赤くなる顔を背け、

顎にかけていた手を改めてナルトの背中に回した。

 

「シカ?どうかしたのか?」

「なんでもねぇよ…///(俺今何しようとしてたんだ?!相手は男で俺も男だぞ?

俺…疲れてんのかな…)」

 

 

 

 

 

 

参万打御礼フリー小説第二弾。

香月サマからリクエスト頂きましたイチャラブシカナル、スレバレ前編に御座います…

丁度よく?バレンタインという恋人たちのラブラブイベントと重なりますので、バレンタインネタでvv

イチャラブにはこれからなる予定で御座います、ハイ(汗)

 

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フリー期間:〜肆万打御礼小説まで

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本当に参万HITS有難う御座いました!!

今後ともARKISH ns+を何卒宜しくお願い致します<(_ _)>