「……先生、これ何ですか?( ̄Д ̄;;)」

 

珍しく時間通りに来た担当上忍を訝しげに見上げながらサクラは訊ねた。

手にはカカシが嬉しそうに配った封筒を持ち上げて。

 

「ん〜今日の任務内容?まだ開けるんじゃないぞ?」

『何故に疑問系…』

 

と、その時。

ドドドドドド…と物凄い音を立てて彼らに近付く者が…

 

「ナ〜ル〜ト〜!!」

「…Σいの?!」

「良かった…まだ始めてなかったみたいね…ハァハァ…」

 

全力で走ってきたのか肩で息をしながらいのはそう言った。

 

「始めるってなんのことだってば?」

「これよ、これ」

 

いのがナルトに突き出した封筒は自分たちが貰ったものと全く同じものだった。

 

「今日の変装実習の課題よ」

 

声のした方向に顔を向けると紅を先頭にお馴染みのメンバーが揃っていた。

 

「よう、ナルト」

「ワンワン!」

「お〜キバに赤丸じゃん!てことは合同実習なのか?」

「そういうことらしいな」

 

ナルトの肩にダラリと手を掛けながら、さも面倒臭そうにシカマルは呟いた。

 

「なんかやる前から疲れきってるな…お前…(-。−;)」

「だりぃ…マジふけてぇ…」

「何でそんな嫌そうなんだよ…たかだか変装だろ?寧ろ面白そうじゃん」

「お前はまだ内容を知らないからそんなことが言えるんだよ…」

 

 

 

 

ACT//Thanks30,000Hits!!

 

 

 

 

「お〜い、お前ら〜実習の説明するぞ〜」

 

アスマの呼びかけに子供たちは上忍たちの周辺に集合した。

 

「今日はお前たちも知っての通り変装実習だ(*´∇`*)」

「忍たるもの、時として変装してターゲットに近付く必要があるわ」

「そして情報を手に入れたり、暗殺をする訳だ」

「変化ではダメなんですか?」

「尤もな意見だが、サクラ…短い時間ならばいいだろう、だが長期の場合はどうする?」

「そっか…それはそうよね」

 

皆が納得したのを見届けて、カカシは続ける。

 

「ということで、今回はお前たちに渡した封筒に入っている紙に書いてある役柄に変装し、

里内に潜入してもらう」

『潜入?』

「そうよ。里人の誰かに気付かれた者は即失格。夕刻の鐘まで誰にも

バレなければ合格」

「あ〜お前らもわかっているとは思うが…失格者には当然罰を受けてもらう」

『罰?!…嫌な予感』

「任務以外はその格好で過ごしてもらうわ。勿論期間は里人たちにバレなくなるまで♪」

『え゙……( ̄Д ̄;;)ええええええええええええええええええええ!』

「っつーことで、お前ら封筒を開けて課題を見てみろ。ちなみに今回は

男子には女装、女子には男装をしてもらうぞ〜」

 

子供たちは恐る恐る封を切り、中から文字の書かれた紙を取り出した。

内容は以下の通り…

 

シカマル→バカップル女。彼氏にベタ惚れ、とってもウブウブな少女。

いの→バカップル男。クサ甘い言葉ばかり吐いて愛しい彼女を酔わせるキザ男。

※尚、バカップルは二名ペアで行う事。

 

「……何でアンタとこんなバカップルやらなきゃいけないのよ!!」

「知るかよ!!俺だっててめぇなんか…ったくめんどくせぇ…

っつーかこの役柄、何なんだよ!マジでΣ(; ̄□ ̄)」

「シカマルに甘い言葉囁かなきゃいけないなんてイヤーーーーーーーーーーーーー!!

拷問よ、拷問!!(`へ´)」

「俺だってお前にベタ惚れなんてマジでありえねぇ…」

『相手がナルトなら良かったのに…ε-(ーдー)』

「アンタ男じゃない…」

「そうだけど…俺はナルトにならいくらでも///」

 

チョウジ→少女の像。

 

「僕は何だろう……?………??…少女の像…象?………

やっぱ像だよね…僕の見間違いじゃなくて。

…これに一体何の意味があるって言うんだーーーーーーーーーーーーー!!Σ(|||▽||| )

っていうか、変装?これって変装なの?!」

 

キバ→見るからにバカそうなアカデミー女生徒。

 

「え〜バカそうなって難しそうだな、赤丸」

「ワン!」

『いや、寧ろお前はそのままでもいいから…』

「どういう意味だよ!!」

「ワンワン!!」

 

シノ→印度人女性。

 

「ねぇ…もしかしてシノくん…サングラス取るかな?」

「何言ってるってば、ヒナタ。取らねぇと変装できねぇじゃん」

「む…フム。これならばサングラスも問題ないだろう」

『何ですとっ?!それはカナリ怪しいって…』

 

サスケ→城から抜け出し、お忍びで里にやってきた美しい姫。

サクラ→抜け出した姫を探す城の武士たち。

 

「キャーーーーーvvサスケくんを探すなんて!!なんてロマンチックvvv」

『Σそうなのか?!』

「一体何だこの課題は…美しくないとダメなのか?」

「っていうか今気付いたけど…たち?たちって何よ!!どうやんのよ?!」

 

ヒナタ→老舗の若旦那。女にうつつをぬかし毎日の様に女の元に足を運んでいる。

ナルト→花魁。冷たい性格で言い寄る男に見向きもしない。

 

「何だよ、この設定…っつーか俺だけなんか違ぇ!!Σ( ̄[] ̄;)

つーか、花魁なんて里のどこにも居ねぇじゃねぇか…どこに潜入すんだよ!!

いや、寧ろ時代設定自体間違ってるって…」

「花魁ナルト…ウフフ〜vvv(*´▽`*)ノ゛」

『カカシ…お前(アンタ)何かやったな(わね)……そもそも花魁なんてなかった筈…』

「女にうつつって…もしかしてナルトくん?!…ナルトくんにぞっこん…///」

「ヒナタ〜顔赤いぞ?頼むから倒れるなよ〜」

「ワワン〜」

「ナルトくん…買ったら私のモノ?!…キャッ///(*/∇\*)」

『いやいやいや…ちょっと待て、ヒナタ…(; ̄□ ̄)』

 

それぞれの役柄が判明し、変装実習は開始する…

 

 

 

 

 

 

参万打御礼フリー小説第一弾。

朱飛サマからリクエスト頂きました下忍’s女装/男装話(シカナル前提) 前編でございます!!

とりあえず前フリという事で、女装/男装に至るまでの経緯でした…

 

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フリー期間:〜肆万打御礼小説まで

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本当に参万HITS有難う御座いました!!

今後ともARKISH ns+を何卒宜しくお願い致します<(_ _)>