「俺は一週間動けない。ということでお前たちに修行を課す」

 

 

 

 

* 案山子さん修行旅行2 - TRAINING2 -

 

 

 

 

 

 

修行の内容は木登り…単純なチャクラコントロールの練習だ。

オレはやるのも面倒臭いので、影分身を作りシカマルたちに合流した。

 

「首尾は?」

『上々』

「そうか…ま、木ノ葉の四神が全員でやってんだから当然か…」

「接触は?出来たのか?」

「あんまり旨くないな…白っていう名らしいが、あの若い方が曲者だな。追い忍ってのはやっぱり嘘だったぜ」

「そりゃそうだろうな…身体ごと持って行く追い忍なんて初めて見たぜ」

「ガトーの方は?」

「厭らしいオヤジよ〜見るだけで吐きそう…うぇ…」

「(-_-;)そうじゃなくて…」

「ああ、なんか一週間後に部下連れて攻めるみたいよ?表向きは再不斬抹殺で、

そのついででタズナさんを殺っちゃおうって魂胆みたい」

「ふ〜ん。ナイスタイミングだな〜多分再不斬も回復には一週間くらいかかるだろうし」

「カカシの方の準備もバッチリだよ〜僕頑張っちゃった☆」

「珍しいなぁ〜チョウジがそんなに頑張るなんて」

「そりゃそうよ!カカシを堂々と抹殺できるチャンスなんだもん!!」

「い…いや、誰も抹殺しろとは…(汗)」

「でも、そのくらいでやらないと意味ないだろ?(*´∇`*)」

「そ…そうだな…なんでお前らそんなにやる気なんだよ…珍しい」

『ナルトの為よ(だよ)(だ)!!』

「ま、なんでもいいや。面白いから(*´∇`*)んじゃ、オレちょっとその白っていう奴に会って説得してくる〜」

 

ナルトは嬉々として飛び出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

「お〜やってるねぇ〜んじゃ行くか…」

『りょーかい』

 

 

 

 

 

 

霧の中で戦うカカシたちの元に降り立った一人の忍者−意外性No.1のドタバタ忍者である。

 

「うずまきナルトただいま見参!」

 

--来たか…

--来られましたね…

--それじゃ打ち合わせ通りに頼むぞ!

--任せろ。

--はい。

 

白は一気に間合いを詰めて一撃でサスケを沈め、秘術を用いて氷の鏡に閉じ込める。

更に瞬身でサクラとタズナに近付き、同じ様に氷の鏡に閉じ込めた。

 

--ナルトくん!こちらは完了しました。

--それじゃ始めるぞ!!朱寂、青瀧、源武!

--了解x3

--カカシ先生強化作戦開始!!

 

 

 

 

 

 

 

 

カカシは今戸惑っていた…寧ろ焦っていた…

今、唯一仲間で感じられるのはナルトの気配のみだ。

それはつまり…ナルト以外は気絶しているか…もしくは死んでいるということだ。

 

「カカシ…余所見してる暇はないぜ」

「くそぉ!!」

「忍法 霧隱れの術!」

 

再不斬が一層濃い霧隱れで姿を消した瞬間、カカシは一瞬目を疑った。

瞬間に張った結界でギリギリ防いだものの、その攻撃の有り得なさに意識を手放しそうだった。

四方から攻撃が飛んできたこともあるが、その攻撃内容が有り得ない…

 

「マジかよ…( ̄Д ̄;;) いやいやいや…」

 

そうしている間にも様々なものがカカシ目掛けて飛んでくる。

クナイや千本や手裏剣は分かる…が、フォークにナイフ、スプーンに箸…コレは何だ?!

そして今正に目の前から飛んでくるのは…

 

「う…うさぎ?!ん…?あれはあの時の雪うさぎ?!何で?マジ有り得ねぇ〜〜〜〜!!」

 

更にそのうさぎもこの際目を瞑ろう…それすらもまだマシな方だ。

俺の左後方から向かって来るのはなんだろう…ああ…振り向きたくない…

が、命の危険が迫っている為、そういう訳にはいかないとゆっくりと振り向く…

 

「( ̄Д ̄;;) っていうか…死ぬって絶対!俺間違いなく死ぬ自信ある!!」

 

 

 

 

 

 

その頃欄干の上ではナルトが腹を抱えて大爆笑していた。

 

「チョウジ、最高!!あははははははははははは…やべぇ、笑いすぎて死ぬ…」

「でしょ!!写輪眼に頼りすぎのカカシは体力なさ過ぎだからねぇ〜まずは体力作りだよね☆」

「でもちょっとあれやり過ぎじゃね…っていうか…あれ死ぬよ?マジで」

「そう?避ければ致命傷は避けられるよ?」

「いやいやいや…やべ、なんで避けねぇんだカカシ!」

『ナルト(くん)?!』

 

ナルトは慌てて飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カカシは今日何度目かという驚きを味わっていた。

 

「白狐…?」

 

もうダメだ、と思った時、目の前に降り立った金色は即座に術を相殺し、俺を救った。

その金色は俺が探していた男。

 

「やべぇ、思わず飛び出しちまった…」

「なんでこんなところに…」

「に…任務の帰りに偶々通ったら、知った顔が危なそうだったから(*´∇`*)」

「そっかぁ…また助けられちゃったね…ありがと」

「いや…(言えねぇ…今までの仕組んだのオレです!なんて言えねぇよ…なんか前にもこんなことあった様な…)」

 

こうして俺は再び白狐によって救われた。

その後、ガトー一味が全滅したと聞いた。

恐らく白狐の言っていた任務というのはそれだろう…

つくづく俺はあの暗部に縁があるらしい。

そしてこれからも奴を追い続けることを心に決めた。

いつもいつも俺をピンチから救ってくれる男を…

 

 

 

 

 

 

 

--カカシさん!騙されてます!!x5

--なんで九尾もカカシも気付かねぇんだ… BY 全てを知る男−朱寂

 

「んで結局何の為にカカシに攻撃してたんだっけ?」

『え゙?!』

 

--はたけカカシ…憐れな… x2

--なんかカカシがちょっと可哀相になってきたかも…

--そうだな(だね)…

--これからちょっとは優しくしてあげようか…

--そうだな(だね)…

--木ノ葉ってもしかして物凄い恐ろしい所なんじゃないだろうか…俺たち騙された?!

--…あいつらからもう逃げなくてもいいと言われたから了承しましたが…選択間違えたんでしょうか…( ┰_┰)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ-別バージョンエンディング-

その頃欄干の上ではナルトが腹を抱えて大爆笑していた。

 

「チョウジ、最高!!あははははははははははは…やべぇ、笑いすぎて死ぬ…」

「でしょ!!写輪眼に頼りすぎのカカシは体力なさ過ぎだからねぇ〜まずは体力作りだよね☆」

「ねぇ、あそこの空間だけ時間軸変えられないの?裏木葉みたいに」

「お、いいねぇそれ」

 

ナルトは嬉しそうに素早く印を組み、時間軸を二分の一の速度に変更した。

 

「二日もあれば基礎はあるし大丈夫だろ☆」

「そうね〜」

 

その様子を静かに再不斬と白は眺めていた。

 

--木ノ葉ってもしかして物凄い恐ろしい所なんじゃないだろうか…俺たち騙された?!

--…あいつらからもう逃げなくてもいいと言われたから了承しましたが…選択間違えたんでしょうか?!

 

「さ〜てとそろそろ私の番かしら?」

「そうだな…いい具合に疲れてきたから、幻術にも掛かり易いだろ」

「んじゃ、いっちょ行って来ま〜す(o^∇^o)」

「えらく、嬉しそうだな…」

 

うっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

--はたけカカシ…憐れな x2

 

「よし、じゃあ次僕のば〜ん!」

「ちょっと待て」

 

勢い良く飛び出そうとした金色の男の襟首をナルトはワシ掴む。

 

「なんでアンタが居るんだ…」

「えへへ〜だってナルくんに会いに来たのにナルくん居ないから、ここまで追っかけて来ちゃったvv」

「来ちゃったじゃねぇよ…はぁ…まぁいいか…面白いし(*´∇`*)」

「やった〜んじゃちょっと師匠パワー見せてくるね〜」

 

うわぁぁぁぁぁぁぁぁ、お化けぇぇぇぇぇぇぇぇぇ..・ヾ(。><)シ

 

「ナルト…ちょっと聞くがこれは本当に修行なのか?」

「修行?なんだっけ…あっ、そういえばカカシの修行だったっけ…忘れてたぁ(*´∇`*)」

 

--成仏しろ(してください)…カカシ(さん)…

 

 

 

こうしてカカシが強くなったのかはわからないが(オイッ)、ガトーも朱寂がさっさと始末して、

波の国には無事橋が誕生しました。

めでたしめでたし?