オレたちはタズナという橋作りの名人の依頼で今波の国に来ている。 オレたちというのはもちろん下忍第七班の面々…の筈だ。
「そこだぁ!」
シ〜ン
「なんだネズミか…」 「コ…コラ!頼むからお前はやたらめったら手裏剣使うな…マジでアブナイ…( ̄Д ̄;;)」
う〜ん、やっぱ<はたけカカシ>はまだまだだな… そうだ!!この波の国任務でカカシ鍛えるか☆せっかくだしなぁ〜(*´∇`*)
閑 * 案山子さん修行旅行 - TRAINING -
--し…死ぬかと思った…Σ(; ̄□ ̄) --危うくお菓子落としそうになっちゃったよ… --ナルト〜〜〜酷いわ〜(>_<、)
--しかし、なんとしてもあの<はたけカカシ>の魔の手からナルトを守らなくては!!x3
--大体カカシの奴酷いよねぇ…ナルトがここまで動けないと思わなかったってなんだよ!! --そうよそうよ!ナルトはサスケとサクラとカカシの実力を見極めようとしてただけなんだから!! --ま、その結果には大いに不満だったみてぇだけどな…あの時の顔見たか? --呆れた顔してたわよね… --No.1ルーキーのサスケですらあの程度だもんねぇ… --にしても、あの野郎…ナルトの手に気安く触りやがって!! --抹殺物よねぇ…いっその事里外だし…
--ここでやっちゃう(やるか)?
「そういう物騒な話はもっと別の所でしろよ…」
気配なく現れた人物に驚いて顔を上げると、さっきまでカカシたちと一緒に居た筈の人物が立っていた。
『ナルトvv』 「ったく…どうせお前らの事だから付いてくると思ったよ…」 「だってぇ、下忍の任務なんてつまんないしぃ〜」 「あんな任務影分身で十分だよ☆」 「めんどくせぇが、ナルトの貞操の方が大事だ」 「なんだそりゃ…つまりアスマは影分身三人と任務か…憐れだな…」 『いいんじゃない(ねぇの)?熊だし』 「それよりお前ら、ちょっと協力しろ。どうせ最後まで付いて来るんだろ?」 『勿論!』 「耳貸せ」 『フムフム…乗った!!(ビバ!カカシ抹殺!!(*´∇`*))』 「んじゃ、オレ一先ず戻るから……た、頼むな…(何なんだ一体…オレなんか悪いこと言ったか?)」 『了解( ̄ー ̄)』
フフフフフフフ…
森には三つの不気味な笑い声が木霊していた…
「そこかぁ!!」 「だからやめろー!!」 「ホントにずっと誰かがこっちを狙ってたんだってばよ〜(摩り替わり完了…さてとお手並み拝見〜)」 「全員伏せろ!」 「写輪眼のカカシと見受ける。悪いが大人しくじじいを渡してもらおうか…」 「まずは俺と戦え、桃地再不斬!」
目の前で始まった死闘にタズナと下忍たちは瞠目した…但したった一人を除いて…だが。 初めて見る忍同士の戦いに注意深く見入っている。 その中から全てを盗もうとしているサスケの様子はナルトにとっては微笑ましいものだった。
--あ〜あ〜あれ水分身だってなんでわかんないのかねぇ…信じらんねぇ〜 --あ〜やばいな殺られる…ま、シカマルたちが居るから大丈夫か…
--今だ!!
飛び出した再不斬は足元に撒かれたまきびしに足を止める。
「くだらねぇ…(誰だ…明らかにカカシじゃない…他にも敵が居るのか?!まあいい…)水牢の術!」
--あ〜あ〜捕まっちゃったよ…にしても術者動けないってリスク多すぎじゃないこの術? --改良版作れば結構使えるよなこの術〜シカに改良させようかなぁ〜?
「お前らぁ!!タズナさんを連れて早く逃げるんだ!お前たちじゃ勝ち目はない!!」
--しょうがねぇなぁ…なんかナルトが此処まで出来ないと思わせとくのも癪だし…いっちょやっときますかぁ〜 --それに…イルカ先生の額当てを踏んづけてくれたお礼もしないとな( ̄ー ̄)
「サスケ、耳貸せ。作戦がある」 「ナルト…?」
--ナルトって…こんなカッコよかったっけ…/// --さっきまでと超別人じゃないか…超頼りないどころかこれは… --ナルト…この雰囲気はまるで…そんなまさかな…
「さ〜て暴れるぜぇ…もう止めたって止まんねぇぞぉ〜」 「成長しねぇな…おめぇらは甘ぇんだよ。俺はもうお前らの歳の頃にはこの手を血で赤く染めてんだよ」 「そんなのオレだってあるし」 『え?!Σ(; ̄□ ̄)』 「よし行くぞサスケ!!」 「お…おう!(なんかこいつ今スゴイ事言わなかったか?)」
ナルトたちの手助けの結果、見事再不斬を取り逃がしました。
--再不斬が死んでないことに気付かないなんて、マジ大丈夫かよ… --私たち四神でもってる様なものよね…木ノ葉って… --じゃぁ、僕たち行くね。 --ああ、頼んだぞお前ら。オレも気が向いたら行く。 --…気が向いたらって…了解x3
再不斬と霧隱れの追い忍を追うように三人が飛び出して行ったのを気配で確認し、 ナルトは面白そうに口元を歪めた。
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