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2月29日
「おはようございます、大蛇丸様」 「あら、カブたんおはよう」 「流石に朝っぱらから見たい顔じゃないな…」 「何か…言った?」 「いえ」 「そういえば、カブたん今日誕生日でしょ?何かアナタの欲しいものあげるわvv」 「じゃぁ、ナルトくんで」
//BIRTHDAY 0229//
「…それは無理な話ね…殺されちゃうわ…私が」 「そんなことはどうでもいいので、ナルトくんを下さい。それとも何ですか? 大蛇丸様ともあろうお方が僕のような下っ端の誕生日など祝えないと仰るんですか?」 「……そんなわけないじゃない…ただナルトくんはちょっと無理ってだけで… (時々この子怖いのよね…でもそんなカブたんも可愛いけどvv)」
ゾワゾワ…
--なにか善からぬ気配が…まぁいつものことだ、放っておこう…
「そうですか…ならばもうアナタには頼みません。実家に帰らせて頂きます!」 「ま、待ってカブたんっ!!……そうよ、サスケくんなんてどう?サスケくんならあげるわ!」 「サスケくん…?そんなもの………?!」←酷っ
カブたんは考えた… そういえば、ナルトくんはサスケくんを取り返そうとしてるんだよな… サスケくんの為にナルトくんが頑張ってるなんて許せないけど、これは使えるかもしれない! サスケくんを交換条件にして、ナルトくんに僕の望みを叶えてもらう事だって可能な筈!!
「……いいでしょう。頂きます」 「そ…(´▽`) ホッ…それじゃぁ、コレ」 「どうも。では、行ってきます!!」 「え?!Σ……ま、待ってーーーーーーーーーカブたん!!」
「ナルトくん!!」 「お〜カブトさんじゃん。どうしたの、急に?やっと木ノ葉に帰ってくる気になった??」 「残念ながら今日はそういう話ではないんだ」 「?」 「まずコレを」
カブたんはさっきまで小脇に抱えていたモノ…もといサスケをナルトの前に置いた。
「…サスケじゃん…よぅ、久しぶり(*´∇`*)」 「よぉ///」 「む…僕のモノのくせに、勝手にナルトくんと話さないでくれるかな?」 「僕のモノ?」 「ナルトくん、率直に言おう。サスケくんを返して欲しくば、僕と付き合ってください」 「…命令するのか、お願いするのかどっちかにしろよ…( ̄Д ̄;;)」
と、カブたんを追ってきたのか蛇が猛スピードで走ってくると、サスケを奪って言った。
「カブたん、それだけは止めて!サスケくんは大事な私の身体なのよ!!」 「……なんかその言い方ちょっと怪しいってば…」 「別に返した後、またゲットすればいいだけじゃないですか!それとも… 僕にくれるって言ったのは嘘なんですか?」 「Σ(=∇=ノノヒィッッー!!そ、そんなわけないじゃない……」 「僕、出て行きますよ?」 「……」 「ではいいですね?僕はナルトくんが欲しいんです」
カブたんと蛇のやり取りを見ながら、ナルトは不思議そうな顔をしていた。
「あのさぁ〜」 『なに(なんだい)?』 「さっきから何言ってんの?サスケはもともとオレのモノだし…っていうかさぁ この里のモノ全部オレのモノ?」 『オマイはジャイアソか?!Σ( ̄д ̄;)!』 「ついでにお前らもオレのモノvvだからカブトさんのモノにはなれないよ。 ということで、この争いは無意味だぞ?(*´∇`*)」
ナルトはニコリとキレイな笑みを浮かべてクルリと踵を返した。
「じゃ、オレこれから任務だから。サスケまたな〜」 「おう!また…な///」
カブたんと蛇はただボケーッとナルトの後姿を見送るしかなかった。 と、ナルトが何かを思い出したようにクルリと振り返った。
「そうだった…カブトさん?誕生日おめでとう(=´▽`=)」 「……・あ、ありがとう///でもなんで知って…」 「オレのモノのことをオレが知らないなんておかしな事ある?」
クスクス笑いながらナルトは森の中へ消えた。 残されたカブたんはナルトを見送りながらクスッと笑みを漏らした。
「俺のモノか…ナルトくんらしいな。さ、大蛇丸様、サスケくん帰りますよ?」 「カブたん、もういいの?」 「ナルトくんには敵いませんよ…でもいつかきっと…I'll be backだよ、ナルトくん!!」
カブたんはサスケを来たとき同様小脇に抱えると、楽しそうに帰って行った。
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